WEBサイト運用とは?運用の必要性、費用相場についてプロが徹底解説!

この記事は7分で読めます

WEBサイトは一度作ったら終わりではなく、ほとんどの場合は運用していく必要があります。

では、WEBサイト運用とは具体的にどのようなことを行うのでしょうか。

この記事では、WEBサイト運用の内容や必要性、外注する場合の費用相場について解説していきます。

プロ目線での運用ポイントも解説しているので、これからWEBサイトの運用を始める人はぜひ最後までご覧ください!

この記事で分かること

WEBサイト運用とは何か

WEBサイト運用の必要性

WEBサイト運用の費用相場

こんな人におすすめの記事です

WEBサイトこれから立ち上げて運用する人

WEBサイト運用の外注を検討している人

WEBサイト運用とは

WEBサイト運用とは?

WEBサイト運用とは、WEBサイトが目的達成のためにうまく機能するよう調整していくことです。

WEBサイトの運用は、主に以下のような作業を行います。

・コンテンツの追加・更新
・Webサイトの分析・改善
・問い合わせ対応
・契約情報の管理

それぞれ詳しく説明していきます。

コンテンツの追加・更新

WEBサイト内の情報を最新に保つことは、会社やサービスが信頼される上で重要です。

従って、コンテンツの追加・更新を行なって、普段からWEBサイトの情報を最新の状態にしておく必要があります。

また、誰にでもコンテンツの追加・更新ができるよう、WordPressなどのCMSを導入しておくのがおすすめです。

追加・更新の例

・ニュースリリースをコーポレートサイトのお知らせ欄に追加する
・新しいサービスをコーポレートサイトのサービス一覧に追加する
・オウンドメディアで新しい記事を追加、公開する
・オウンドメディアの既存記事をリライトする

WEBサイトの分析・改善

WEBサイトは、目的に沿って分析・改善を行い、最適化していく必要があります。

WEBサイトの分析は『Googleアナリティクス』や『Googleサーチコンソール』などの解析ツールを使って行います。ページビュー数やコンバージョン数、流入元、ページ滞在時間など、さまざまな情報を可視化できるため、WEBサイトの分析・改善にかなり役立ちます。

的外れな改善をしないよう、常に目的を意識しておくことが重要です。

分析・改善の例

・『資料請求ボタン』の各場所にイベントを仕込んでクリック数を計測し、最適なデザインや配置場所を検討する。
・意図していた検索クエリで流入しているかを確認し、流入していない場合はリライトを行う。
・検索順位が伸びない原因を分析した結果、競合よりドメインパワーが低いことが判明し、被リンクされるための外部対策を行う。

問い合わせ対応

WEBサイトに問い合わせフォームを設置している場合、営業メールや仕事の依頼など、さまざまな問い合わせが届きます。

WEBサイトからの問い合わせには、WEBサイト運用の担当者が対応することになるので、漏れなくメールを確認して必要なものには対応していきます。

ちなみに、問い合わせにスパムメールが届く状態だと大切なメールが埋もれてしまう可能性があるので、Googleリキャプチャなどで対策しておくと良いでしょう。

契約情報の管理

これは補足的ですが、ドメインやサーバーなどの各種契約情報の管理もWEBサイト運用の役割です。

契約の更新には費用がかかり、手動更新にして支払いを忘れるとWEBサイトが表示できなくなります。

なお、レンタルサーバーの場合は、サービス毎にバックアップについての規定が異なるので、有事に備えて確認しておきましょう。

運用していると思わぬトラブルに見舞われることがあります。その場合に「バックアップがない・・・!」なんてことになると目も当てられません。

WEBサイト運用はなぜ必要なのか

WEBサイト運用はなぜ必要なのか

ここまで説明してきたWEBサイト運用はなぜ必要なのでしょうか?

必要な理由は以下の通りですが、ひとことで言えば『WEBマーケティングに必須の作業だから』です。

集客をより増やすため

WEBサイトを作っただけでは、自社の存在を誰にも知ってもらえません。

より多くの人にWEBサイトへ訪問してもらって初めて、購入や問い合わせなどの具体的なアクションが生まれます。

WEBサイトへより多くの人を集客するには、WEBサイトを運用して広告やSEOなどで成果を出す必要があります。

情報発信をするため

WEBサイトへの集客ができたら、訪問してくれたユーザーに対して自社のことを知ってもらう必要があります。

この情報発信という役割もWEBサイト運用では大切な役割です。

情報発信の相手は一般ユーザーだけでなく、求職者や株主、パートナー企業などさまざまです。

誰に何を発信するのか、それによって何を達成するのか、明確にしながら情報発信を行なっていきます。

コンバージョンを最大化するため

WEBサイトへの集客と情報発信ができたら、コンバージョンを最大化してより大きな成果を獲得します。

コンバージョンとは、ユーザーがWEBサイトの目標としているアクションを起こしてくれた状態のことです。

コンバージョンを最大化するには『Googleアナリティクス』や『Googleサーチコンソール』などの分析ツールを駆使しながら、継続的にWEBサイトを運用していくことが不可欠です。

WEBサイト運用のポイント

WEBサイト運用のポイント

WEBサイトの運用について理解が深まったところで、WEBサイト運用で押さえておきたいポイントを解説していきます。

プロ目線で具体的に説明しているので、ぜひ具体的な作業もイメージしながら読み進めてください。

目的に合ったWEBサイト運用を行う

よく言われることですが、目的に合ったWEBサイト運用を行うことが非常に重要です。

ただし、これだけ言われても何をしたらいいか分かりにくいと思うので、具体的で説明していきます。

ここでは、当サイトのように『問い合わせの増加』を目的としたオウンドメディアを立ち上げたとしましょう。

まだ立ち上げたばかりなので、コンテンツを増やしていかないといけませんね。コンテンツには以下の方向性がありますが、運用初期ではどちらを作っていくべきでしょうか?
(この例は簡易的なものなので、実際はもう少し方向性が分かれます)

①潜在的な顧客にアプローチする場合

『WEBサイトとは』など、抽象度が比較的高いキーワードを狙ってコンテンツを作ります。

『WEBサイトとは』は月間検索回数1,900回と、検索上位を取れた場合はある程度のユーザー流入が期待できますが、このボリュームのキーワードは複数コンテンツで対策していかなければ検索上位を狙えません。

また、ユーザーの検索意図が曖昧なため、流入しても問い合わせにつながらないことが多いです。

②顕在的な顧客にアプローチする場合

『WEBサイト 運用』など、具体性が比較的高いキーワードを狙ってコンテンツを作ります。

『WEBサイト 運用』は月間検索回数210回ですが、ユーザーはWEBサイトの運用に課題を抱えている可能性があるため、検索意図を満たしつつWEBサイトの運用代行を提案するコンテンツにすれば、問い合わせにつながる可能性があります。

運用初期で大切なのは②のコンテンツでしょう。①は最初から対策していっても検索上位を取れないことがほとんどで、問い合わせの増加にもつながりにくいです。逆にある程度コンテンツが充実してきたら、①のような記事も作っていく必要があります。

コンテンツを公開した後はGoogleサーチコンソールで結果を見ます。自分の意図した検索クエリ(ここでは、『WEBサイト 運用』)から流入があるか、検索順位は上昇傾向があるかを主に見ていきます。

また、『問い合わせの増加』という目的では、問い合わせボタンのデザインや配置も重要です。

問い合わせボタンのデザインは、初めは競合のサイトを見て真似することをおすすめします。独自のデザインを追求していくよりも、少ない時間で効率よく成果が得られるためです。

問い合わせボタンの配置には以下のような選択肢がありますが、どこに配置するのが最も効果的でしょうか?

問い合わせボタンの配置例

・ヘッダーに配置する
・コンテンツ中に配置する
・フッターに配置する
・モバイルアンカー広告のように配置する
・インタースティシャルとして表示する

クリックイベント回数をGoogleアナリティクスなどで計測し、デザインと配置の最適解を検証していきます。

このように、目的から逆算してWEBサイト運用を行い、理想のWEBサイトに近づけていくことが重要です。

改善のサイクルを回す

PDCAとよく言われますが、WEBサイトを改善したら効果測定を行なって次の改善につなげることが大切です。

この時も目的から逆算して、改善すべき箇所と今は対応しない箇所を明確に線引きして対応しましょう

WEBサイト運用は作業工数が見えにくいと思いますが、意外と時間と労力がかかるものです。網羅的に改善できるのがもちろん理想ですが、それでは時間がいくらあっても足りません。

目的に合ったPDCAサイクルを回し、効率よくWEBサイトを改善していきましょう。

WEBサイト運用の費用相場

WEBサイト運用の費用相場

ここまで読んで、「自社ではWEBサイトの運用ができない!」と感じた方には、外注でプロに依頼することがおすすめです。

その場合の費用相場は以下の通りです。

目的費用相場外注範囲
WEBサイトのコンテンツ制作のみを依頼したいコンテンツ本数×単価
(単価は数千〜10万円)
・コンテンツ制作
WordPress等の環境整備からコンテンツ制作まで依頼したい10〜30万円/月・CMS設置
・コンテンツ制作
・アクセス分析
WEBサイトのコンテンツマーケティングの戦略からしっかりサポートしてほしい30〜50万円/月・戦略設計
・CMS設置
・コンテンツ制作
・アクセス分析
本格的なWEBサイトの運用をトータルで依頼したい50万円以上/月・戦略設計
・CMS設置
・コンテンツ制作
・アクセス分析
・改善支援
・コンサルティング

もしも外注先に困っているようであれば、株式会社Abentryにご相談ください!

株式会社Abentryは豊富な実績に裏付けられた経験から、それぞれのWEBサイトの問題の本質を見極めて運用していきます。

また、1社でWEBマーケティングのすべてを対応できるため、目的にコミットしたWEBサイト運用を実現できます。

株式会社Abentryでは上場企業から中小企業まで様々な業種で得た
ノウハウをもとにWEB制作を行なっています

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まとめ

この記事ではWEBサイト運用について、その内容や必要性、外注する場合の費用相場について解説してきました。

WEBサイト運用とは、WEBサイトが目的達成のためにうまく機能するよう調整していくことで、主に以下のような作業を行います。

・コンテンツの追加・更新
・Webサイトの分析・改善
・問い合わせ対応
・契約情報の管理

目的から逆算して考えていくことがうまく運用するコツなので、試行錯誤しながらぜひ技術を自分のものにしていってください!

株式会社Abentryでは上場企業から中小企業まで様々な業種で得た
ノウハウをもとにWEB制作を行なっています

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WEB制作の流れの全体像を詳しく知りたい方は『【プロが教える】WEB制作の流れとは?公開までの5ステップを徹底解説!』を参考にしてください。

この記事を書いた人

日下智貴

株式会社Abentry 執行役員

フロントエンドとWordPress開発をメインにWEB制作をするディレクター兼エンジニア。TikTokとYouTube、Instagram運用で4ヶ月で総フォロワー4万人達成。自社サービスのAndroidアプリも開発しています。株式会社Abentry創業メンバー。

フロントエンドとWordPress開発をメインにWEB制作をするディレクター兼エンジニア。TikTokとYouTube、Instagram運用で4ヶ月で総フォロワー4万人達成。自社サービスのAndroidアプリも開発しています。株式会社Abentry創業メンバー。

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