SEO対策とは?キーワード選定やメリットデメリットまで徹底解説。

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SEO対策(Search Engine Optimization)とは、ユーザーが任意のキーワードをGoogleやYahoo!などで検索した際に、自社サイトを上位表示させて、ユーザーへの露出度を高くするために行う施策のことです。検索エンジン最適化とも呼ばれています。この記事ではSEOの基礎や基本について解説していきます。

SEO対策とは?

SEO対策とは?

SEO対策(Search Engine Optimization)とは、ユーザーが任意のキーワードをGoogleやYahoo!などで検索した際に、自社サイトを上位表示させて、ユーザーへの露出度を高くするために行う施策のことです。検索エンジン最適化とも呼ばれています。他にも検索結果に表示されるものとして、リスティング広告があります。

ただお金を掛ければ上位表示されるリスティング広告と違い、SEO対策はお金を掛けたとしても上位表示が確約されていません。目的に応じて判断することが大切と言えるでしょう。

検索順位を決めるアルゴリズム

検索順位は、WEBサイトやページを評価する検索エンジンのアルゴリズムに基づいて決定されています。ページのコンテンツやリンク構造など複数ある要素が検索エンジンによって分析され、より高い評価されたページから順番に上位表示されます。

またユーザーに有益な情報を伝えるために、アルゴリズムは日々アップデートされています。

SEO対策はGoogle対策

日本で現在利用されてる検索サイトは、主に”Google”と”Yahoo!”です。つまり、GoogleとYahoo!で、SEO対策ができていれば問題ないということになります。

ちなみに、Yahoo!は2001年の頃から検索エンジンにGoogleを採用しているため、実質GoogleのSEO対策ができていれば、Yahoo!のSEO対策も出来ていることになります。ただし、Yahoo!の保持しているYahoo!知恵袋やYahoo!ショッピングなどの独自コンテンツはYahoo!の検索結果に差し込まれるため注意しましょう。

SEO対策のメリット・デメリット

SEO対策のメリット・デメリット

検索結果に上位表示させることにより、継続的に集客できるSEO対策は魅力的ですが、もちろんメリット・デメリットの両方があります。

以下よりメリット・デメリットの詳細について解説します。

メリット

購買意欲の高いユーザーを集客できる

ほとんどの消費者は、購買行動や消費行動を起こす直前のアクションとして「〇〇+おすすめ」や「〇〇+評判」などの検索行動があります。この検索行動に最適なのがSEO対策です。

SEO対策とは、検索エンジン最適化であり検索結果において上位表示を目指す施策です。つまり検索結果より集客するということは、既にサービスや商品に興味がある購買意欲の高いユーザーを集客することになるのです。

広告費用を抑えることができる

SEO対策することで検索結果に上位表示させることができれば、クリック課金型であるリスティング広告を継続的に出稿し続けた場合と比較しても集客コストを安く抑えることができる場合があります。

また、リスティング広告のクリック率が2%〜6%に対して、SEO対策で1位から5位までに上位表示された際のクリック率は2.98%〜13.94%と高い傾向にあります。

(参考:Google Ads Benchmarks for YOUR)
(参考:2021 CTR Research Study: The Largest Ever for SEO)

コンテンツが資産になる

SEO対策されたコンテンツはサーバー解約などしない限り半永久的に残るため、顧客アプローチの資産として活用できます。またサイト内に良質のコンテンツを増やしていくことで、検索エンジンからのサイト全体の評価も上がる効果もあります。

デメリット

効果がでるまで時間が掛かる

SEO対策はすぐに効果が出るものではありません。上位表示に向けて良質なコンテンツを地道に作り続ける必要があり、成果を上げるのに数ヶ月から年単位の時間が掛かるものがあります。

そのため、期間限定のキャンペーンなど「短期間で成果を上げる」が目的ならSEO対策は不向きになります。

アルゴリズムのアップデートによる順位下落のリスク

Googleはユーザーに有益な情報を伝えるために、サイトを評価するアルゴリズムを定期的にアップデートしています。そのためアップデート影響で、これまで上位表示されていたキーワードの順位が落ちてしまい、自社サイトへのアクセスが落ちるといった事も珍しくないです。

特に、年に数回行われるコアアップデートと呼ばれる大規模なアップデートが実施されると、順位が大きく変動し、アクセスが大幅に減少してしまうリスクもあります。

ただし、Googleのアップデートはユーザビリティの向上を目的としているため、ユーザーに対して良質なコンテンツを発信できていれば過度に恐れる必要はないでしょう。

常日頃からSEOの最新情報を収集しながら、ユーザーにとって良質なコンテンツを発信し続けることが最も重要です。

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SEO対策の過去と現在

SEO対策の考え方は、年々変化してきました。過去と現在におけるSEO対策は以下の通りです。

SEO対策の過去

過去のSEO対策は、現在と比べて評価ロジックが難解では無かったため、アルゴリズムに抜け穴が多く存在していました。

例えば「被リンク(外部リンク)の数が多ければ多いほどサイトを上位表示する」「文字数が多い方が良い」といった内容です。つまり、どれだけユーザーに対して良質なコンテンツを作っても、被リンク(外部リンク)が多いサイトの方が上位表示されるという事です。

そのため、被リンク(外部リンク)の数が多ければ多いほどサイトを上位表示するといったアルゴリズムを悪用して、リンク売買や無価値なサテライトサイトから被リンク(外部リンク)して、対象サイトを上位表示させるといった悪質なSEO対策が横行していました。

SEO対策の現在

現在のSEO対策は、過去に比べて本質的になってると言われています。本質的とはGoogleの目指す形に近づいていることを指します。

以下よりGoogleの目指す形について解説します。

Googleが掲げる10の事実

  1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
  2. 1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
  3. 遅いより速いほうがいい。
  4. ウェブ上の民主主義は機能する。
  5. 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
  6. 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
  7. 世の中にはまだまだ情報があふれている。
  8. 情報のニーズはすべての国境を越える。
  9. スーツがなくても真剣に仕事はできる。
  10. 「すばらしい」では足りない。

(参考:Googleが掲げる10の事実

良質なコンテンツは上位表示されやすい

Googleは、ユーザーが入力した任意の検索キーワードに対して、より良質なコンテンツを検索結果として返すことでユーザビリティーを向上したいと考えています。

そのため、ユーザーにとって、より良質なコンテンツを検索結果を返すことにつながるサイトを評価しています。

サイトの表示速度は早い方がいい

サイトの表示速度とSEOは本質的に関係ありません。

なぜなら、Googleがページの表示速度を検索順位を判断するシグナル(手がかり)にしているのは200個以上もあるシグナルの1つに過ぎないからです。

ではなぜ、SEOと関係ないのにサイト表示速度が早い方がいいのか?

その理由はページの表示速度が極端に遅いと、直帰率や滞在時間に悪影響を及ぼすからです。

GoogleのPageSpeed Insightsを使用することで、自社サイトの表示速度を測定し、改善点を挙げてくれます。URLを入力するだけなので、一度試してみるのも良いかもしれません。

良質な被リンク(外部リンク)を集めよう

過去に被リンク(外部リンク)は重要とされていましたが、現在はどうでしょうか。

結論、現在でも「被リンク(外部リンク)は重要」です。

ただし、過去は被リンク(外部リンク)の数が重要とされていましたが、現在は被リンクの質が重要とされています。つまり、被リンク(外部リンク)の数が多くても被リンク(外部リンク)の質が悪ければ、検索順位は上がらないということです。

ちなみに、検索結果に悪影響を与えるリンクの構築や低品質ページからの被リンク(外部リンク)などは「ガイドラインへの違反」として認識され、検索順位の下落やインデックスの削除などのペナルティを受ける可能性があるので注意しましょう。

被リンク(外部リンク)はGoogle Search Consoleで確認できます。

では、良質な被リンク(外部リンク)はどうやったら集まるのか?

そもそも良質な被リンク(外部リンク)は独自性のある良質なコンテンツに集まるため、ユーザーにシェアしたいと思ってもらうことが大切です。

逆に言えば、どこにでも掲載されているような内容のコンテンツは、既にユーザーが知っている情報な可能性が高いため、被リンク(外部リンク)されることは無いでしょう。

文字数やキーワードより質を意識しましょう

現在Googleが大切にしているのは量より質です。

しかし、「文字数が全く関係ないのか」というと違います。

文字数を決める際は狙いたいキーワードで、検索上位に表示されている競合サイトの文字数を参考にして、オリジナルコンテンツを作成することを意識しましょう。

またキーワードについて、コンテンツ内の必要な箇所に適切なキーワードを含めていく必要があります。

狙いたいキーワードで、検索上位に表示されている競合サイトの文字数や提供されてるコンテンツを研究しながら、最適な文字数とキーワードを選定していきましょう。

SEO対策はスマートフォンを意識しましょう

SEO対策はスマートフォンを意識しましょう

PCよりスマートフォンの検索が増えた現在、モバイルへの取り組みが重要視されています。

2016年10月に開催したPubCon Las Vegas 2016にて、GoogleのGary Illyes(ゲイリー・イリーズ)氏がモバイルファーストインデックス(MFI)へ移行することを発表しており、同年11月4日にGoogleが正式に導入を発表しました。

(参考:モバイル ファーストのインデックス登録について)

モバイルファーストインデックス(MFI)とは

モバイルファーストインデックス(MFI)とは、Google検索に2016年11月導入された検索エンジンの仕様変更のことです。

過去にGoogleの検索アルゴリズムはPC向けページを基に検索結果の順位を決めてましたが、モバイルファーストインデックス(MFI)が導入されることで、評価基準がPC向けページからモバイル向けページへと変更されます。

SEO対策において重要度の高い仕様変更なので、正しく理解した上で対策を行っていきましょう。

モバイルファーストインデックス(MFI)の対策

モバイルファーストインデックス(MFI)が導入された現在、注意事項を正しく対策していない場合は大幅に検索順位を落としてしまう可能性がありますので、これから確認していきましょう。

コンテンツを統一しよう

モバイルファーストインデックス(MFI)が導入されたことで、モバイル向けページのコンテンツ内容が評価基準となります。つまり、PC向けページにしか存在しないコンテンツは評価対象には含まれません。

PC向けページに掲載しているコンテンツとモバイル向けページに掲載しているコンテンツを統一することを意識しましょう。

別URLで運営している場合はアノテーションを設定しよう

アノテーションとは、別々のURLで生成されたコンテンツを同一のものであるとクローラーに伝えるためのものです。PC向けページとモバイル向けページを別URLで運営している場合、アノテーションを設定しないとGoogleの検索エンジンは別ページと判断され、SEO効果が分散したりペナルティに繋がるため注意しましょう。

アノテーションの設定は各ページの<head>内にcanonical、alternateタグを設置することで対応できます。

canonical
canonicalとは、「URLの正規化」を目的に使われる属性です。canonicalタグを用いることで、同じ内容のページを正規化することができ、検索エンジンからの評価が分散しなくなるという特長があります。
alternate
alternateとは、「コンテンツ内容が一緒なのにURLが違う場合」に使われる属性です。PC向けページとモバイル向けページを別URLで運営している際や多言語サイトなどでよく用いられています。alternateタグを指定することで、「検索エンジンが内容が同じなのにURLが違う=ペナルティ」ということを防ぐ意味があります。

アノテーションの設定例は以下になります。

PC向けページのアノテーションの設定例
PC向けページのURL
https://abentry.co.jp/
PC向けページのhead内に設置するタグ
<link rel="alternate" media="only screen and (max-width: 640px)" href="https://abentry.co.jp/sp/" />
モバイル向けページのアノテーションの設定例
モバイル向けページのURL
https://abentry.co.jp/sp
モバイル向けページのhead内に設置するタグ
<link rel="canonical" href="https:///abentry.co.jp/" />

上記のように、PC向けページにはモバイル向けページのURLを含めたalternateタグを、モバイル向けページにはPC向けページのURLを含めたcanonicalタグを設置することをしましょう。

レスポンシブデザインで構成しよう

レスポンシブデザインとは、「ユーザーが使用するデバイスの画面サイズに応じて表示を最適化するデザイン」を指します。つまり、PC向けページとモバイル向けページでURLを分けずにコンテンツを統一することが可能になります。モバイルファーストインデックス導入のリスクを考える必要が無くなるため、レスポンシブデザインでの運用をGoogleが正式に推奨しています。

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SEO対策におけるキーワード選定方法

SEO対策におけるキーワード選定方法

良質なオリジナルコンテンツを作るだけでは、SEO対策は出来ません。アクセスを稼いでコンバージョンに繋げるためには、検索キーワードを調査・理解する必要があります。逆に言えば、どれだけ良質なコンテンツを作っても、最適なキーワード選定が出来ていなければ効果はでないと思っても良いでしょう。

検索キーワードを調査することで分かること

  • ユーザーの検索ニーズ
  • 狙うべきキーワード
  • 検索上位時のアクセス数
  • 検索上位時の売上見込み

それではキーワード選定方法について具体的に見ていきましょう。

ユーザーの検索ニーズを理解しよう

検索キーワードとはユーザーの検索ニーズを現したものになります。

「自社の強みと検索ニーズをどのようにマッチさせるのか」「ユーザーはどのようなキーワードをよく調べているのか」など、アクセスを稼いでコンバージョンに繋げるためにはユーザーの検索ニーズの理解が必須です。

では、具体的に検索キーワードを調査して、その検索をするユーザーのニーズを理解する方法を紹介します。

サジェスト機能を使ってニーズを理解しょう

サジェスト機能とは、検索フォームにキーワードを入れた際に、入れたキーワードと一緒に検索されてるキーワードを提案してくれる機能です。基本的にサジェスト機能は、世の中でよく検索されているキーワードを提案してくれるため、ユーザーのニーズを知るために必須です。

例えば「美容室 東京」と検索した場合は、以下のようなサジェストが表示されます。

サジェスト機能を使ってニーズを理解しょう

想定される検索ニーズ

「美容室 東京 有名」・・都内で有名な美容室を探している

「美容室 東京 おすすめ」・・・都内でおすすめの美容室を探している

「美容室 東京 メンズ」・・・都内でメンズ専用の美容室を探している

「美容室 東京 安い」・・・都内で料金が安い美容室を探している

「美容室 東京駅」・・・東京駅で美容室を探している

「美容室 東京 求人」・・・都内の美容室で働きたいと思っている

「美容室 東京 カラー」・・・都内でカラーしてくれる美容室を探している

このように「美容室 東京」と検索したユーザーそれぞれ検索ニーズが分かれていることが分かります。

同義語・類義語を調べよう

検索フォームに「狙いたいキーワード 同義語」「狙いたいキーワード 類義語」などを入れて調べましょう。ここで調べた同義語や類義語は、キーワードや検索ボリュームを調べる時に役に立ちます。

キーワードを選定しよう

キーワード選定はSEO対策において最重要といっても過言ではありません。

キーワード選定には、キーワードごとに検索ボリュームを知り、キーワードで検索結果に上位表示されている競合他社を分析する必要があります。

それでは関連キーワードの洗い出し方と競合分析の仕方を見ていきましょう。

Googleキーワードプランナーで関連キーワードを調べよう

Googleキーワードプランナーはサジェスト機能と同じ役割ですが、キーワードの月間の検索ボリューム、3ヶ月間の検索推移、前年比との推移、競合性、広告入札単価などを調べることができます。

ただし検索ボリュームは大体でしか表示されないため、細かい検索ボリュームを知るためには別ツールを使います。

Ubersuggestで検索ボリュームを調べよう

Ubersuggest(ウーバーサジェスト)とは、機能の一部を無料で使えるSEO分析ツールです。無料でもキーワード選定や競合分析に役立つ本格的な機能を備えていて、検索ボリュームや被リンク(外部リンク)を確認できます。また日本語にも対応しているため使いやすいので重宝しています。Googleキーワードプランナーで洗い出したキーワードの具体的な検索ボリュームや競合サイトのドメインパワーや被リンク(外部リンク)の数などを調べましょう。

ここで狙いたいキーワードの検索上位に、ドメインパワーが強いサイトなどが上位表示されている場合は勝てない可能性が高いため、別のキーワードで攻めることも大切です。

Ahrefsで競合の被リンク(外部リンク)やキーワードを分析しよう

Ahrefs(エイチレフス)とは、全世界で60万人が利用しているSEO分析ツールです。

利用料金は約12,000円/月額と少しコストは掛かりますが、キーワード調査や被リンク(外部リンク)分析に役立つ本格的な機能を兼ね備えています。

競合分析することで戦略を立てやすくなるため、「競合サイトの主な流入キーワード」「競合サイトがどんなサイトから被リンク(外部リンク)を貰っているか」を調べてキーワードを絞り込んでいきましょう。

想定アクセス数および売上見込みを立てよう

あくまで推定ですが、GoogleキーワードプランナーUbersuggest(ウーバーサジェスト)で月間の検索数(ニーズ)を把握し、Ahrefs(エイチレフス)でキーワードを絞り込むことでアクセス数や売上額を調べることが可能になります。

検索結果で上位表示されることで、ユーザーから多くクリックされアクセス数も伸びる傾向にあります。各キーワードで月間検索ボリュームがわかれば、何位に表示されればどれくらいアクセスがあるのかを計算することができます。

アクセス数の計算式は以下になります。

月間検索ボリューム✕CTR(クリック率)=月間アクセス数

検索結果で上位表示された場合のCTR(クリック率)

SEOClarity(SEOクラリティ)が公開した2021年11月の検索順位別クリック率データ(日本)を紹介します。

検索順位クリック率
1位13.94%
2位7.52%
3位4.68%
4位3.91%
5位2.98%
6位2.42%
7位2.06%
8位1.78%
9位1.46%
10位1.32%
引用元:2021 CTR Research Study: The Largest Ever for SEO

あくまでもデータですので、実際はキーワードやタイトルの付け方などで変わってきますが、参考値としてしっかり覚えておきましょう。

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SEOの内部施策と外部施策

SEOの内部施策と外部施策

SEO対策には良質なコンテンツを作る以外にも、検索結果で上位表示するために内部施策と外部施策をする必要があります。

以下より内部施策、外部施策それぞれについて解説します。

内部施策とは

内部施策とは、検索結果において自社サイトの順位を上げるために行う、コンテンツの充実度や更新頻度、内部リンクの構造、URLの正規化、タイトルタグや見出しタグの設定方法などの施策を指します。

内部施策は、検索エンジンにサイトを正しく評価してもらうために重要です。内部施策が正しくできてなければ、検索エンジンに対してコンテンツを上手く伝えることができないため注意しましょう。

内部施策の詳細については『SEO内部対策とは?検索結果の上位表示に必要な施策を徹底解説!』を参考にしてください。

外部施策とは

外部施策とは、対策したい自社サイトに対して、他サイトから被リンク(外部リンク)を受けることでSEO評価を向上させる施策です。他サイトから被リンク(外部リンク)されることで、検索エンジンの評価は高くなります。ただし、無価値なサテライトサイトなどから被リンク(外部リンク)を受けた場合はペナルティになるので注意しましょう。

被リンク(外部リンク)を貰う方法としては良質なコンテンツを作ることです。

例えば、無料で有益なデータを公開したり、タイムリーな情報を発信することが被リンク(外部リンク)獲得に繋がります。また、SNS拡散なども拡散されたコンテンツを見たメディアなどから被リンク(外部リンク)を貰えたりするので有効です。

外部施策の詳細については『SEO外部対策とは?必要性と被リンクを増やす方法を徹底解説!』を参考にしてください。

良質なコンテンツを作成する方法

良質なコンテンツを作成する方法

キーワード選定が出来たら、次はそのキーワードを検索するユーザーを満足させるコンテンツが必要になります。そのキーワードを検索したユーザーが、何を解決したいのかを理解した上でコンテンツを作る必要があります。

Googleがページの品質を評価する際の参考項目

Googleはユーザーの満足度を上げるべく、ユーザーのニーズに応えるコンテンツを良質なコンテンツとして評価してます。また良質なコンテンツとして評価されたコンテンツは、検索結果でも上位表示される傾向にあります。

そこでGoogleは、どのようなコンテンツを良質なコンテンツとして掲げているのか、Googleが公式に情報公開しているウェブマスター向け公式ブログを参考に、ページの品質を評価する際の参考項目を見ていきましょう。

【Googleがページの品質評価する際の参考項目】

  1. 記事に掲載されている情報は信頼できるものであるか。
  2. 記事は、トピックに関して明らかに充分な知識を持つ専門家や愛好家によって書かれているか。あるいは、内容の薄いものであるか。
  3. サイトに、同じトピックや類似のトピックに対してキーワードのバリエーションをわずかに変えただけの、重複している記事や冗長な記事が含まれているか。
  4. サイトにクレジットカード情報を登録することに抵抗はないか。
  5. スペルや文体の間違い、事実誤認がないか。
  6. トピックは、サイトの訪問者が本当に求めるものを提供しているか。あるいは、検索エンジンで上位に表示されることだけを狙って作成されているのか。
  7. 記事は、独自のコンテンツや情報、独自のレポート、独自の調査、独自の分析を提供しているか。
  8. ページは、検索結果の他のページと比較して実質的な価値を提供しているか。
  9. コンテンツの品質管理はどの程度行われているか。
  10. 記事は公平に書かれているか。
  11. サイトは、そのトピックの専門家として認知された機関が運営しているか。
  12. コンテンツが多数のクリエイターへの外部委託によって大量に制作されているために、または複数サイトの大規模なネットワークに拡散されているために、個々のページまたはサイトのプレゼンスが低下していないか。
  13. 記事は適切に編集されているか。急いで制作されたような印象を与えていないか。
  14. 医療関連のクエリの場合、サイトの情報が信用できるものであるか。
  15. サイトの名前を見て、信頼できるソースから提供されていると認識できるか。
  16. 記事は、特定のトピックに対して包括的または完全な説明を提供しているか。
  17. 記事は、あたりまえのことだけでなく、洞察に富んだ分析や興味深い情報を含んでいるか。
  18. 自らブックマークしたり、友人と共有したり、友人にすすめたくなるようなページか。
  19. 記事に、主要なコンテンツを妨害したり注意をそらしたりするほどの大量の広告が掲載されていないか。
  20. 記事は、雑誌、百科事典、書籍に掲載または引用されるような価値があるか。
  21. 記事は、長さが短くないか、不完全でないか、有用な詳細情報が不足していないか。
  22. ページに、細部まで注意を払ったコンテンツと、注意を払っていないコンテンツが混在していないか。
  23. サイトのページを閲覧するユーザーからの不満が想定されるか。

(参考:ウェブマスター向け公式ブログ)

SEO対策する際は、上記の参考項目を理解した上で行いましょう。

検索結果で上位表示されているコンテンツを調べよう

検索結果で上位表示されているサイトは、コンテンツが検索エンジンに高く評価されている証拠です。検索結果で上位表示されているコンテンツを分析した上で、そのコンテンツより有益な情報をユーザーに与えることができるコンテンツを作ることを考えましょう。

また、「上位表示されているサイトは持っているが、自社サイトが持っていないコンテンツ」や「上位表示されているサイトは持っていないが、自社で作れそうなコンテンツ」なども調査した上で戦略を練ることが大切です。

SEOライティングを意識しよう

良質なコンテンツを制作しても、上手くGoogleに評価されなければ意味がありません。検索結果で上位表示されるためには、SEOライティングを理解した上でコンテンツを制作する必要があります。

SEOライティングの基本としては以下です。

  • キーワードをタイトル(h1)に含める
  • h2-h3にもキーワードを適量含める
  • コンテンツ内のキーワード比率を適量にする
  • 表現の揺れを無くす

SEOライティングには他にも意識すべきポイントがあります。

SEOライティングの詳細については『SEOライティングとは?初心者が知っておくべきコツを3ステップに分けてご紹介!!』を参考にしてください。

SEO対策する上で弊社が利用しているツール

インターネットで調べることが主流の現在、SEOツールは多くあります。SEOツールを使うことで、自社サイトの検索順位やアクセス数などを調べたり、検索結果に上位表示されているサイトの被リンク(外部リンク)やドメインパワーを調べたり、狙いたいキーワードのキーワードボリュームを調べたりすることが可能です。

そんな中でも弊社がSEO対策する際に利用しているSEOツールを今回はご紹介します。

アクセス解析ツール

Google Analytics(グーグルアナリティクス)

Google Analytics(グーグルアナリティクス)はGoogleが無料で提供しているアクセス解析ツールです。アクセス解析をすることで、自社サイトに辿り着いたユーザーがどのような目的でサイトにアクセスしたのか、コンバージョンに至ったユーザーはどのような傾向があるかなどが分かるため、SEO対策する上で必須とも言えます。

Google Analytics(グーグルアナリティクス)の詳細については『【2023年最新】Googleアナリティクスの導入方法から見方・使い方まで完全解説!(GA4対応版)』を参考にしてください。

Google Search Console(グーグルサーチコンソール)

Google Search Console(グーグルサーチコンソール)はGoogleが無料で提供しているアクセス解析できるツールです。Google Analytics(グーグルアナリティクス)との違いとして、Google Search Console(グーグルサーチコンソール)は、自社サイトにアクセスしてくる前のデータが多く閲覧できるのが特徴で、検索結果で自社サイトのページがどれくらいの検索順位でどれくらいクリックがされているかなどが分かります。Google Analytics(グーグルアナリティクス)と一緒に利用することがほとんどなので、SEO対策をされる方はGoogle Analytics(グーグルアナリティクス)と一緒に導入しましょう。

Google Search Console(グーグルサーチコンソール)の詳細については『Googleサーチコンソールとは?設定方法から使い方、知っておきたいトラブル事例まで解説!』を参考にしてください。

PageSpeed Insights(ページスピードインサイト)

PageSpeed Insights(ページスピードインサイト)は、対象サイトのページ表示速度をチェックするためのツールです。ページの表示が遅れることで2人に1人が離脱してしまうと言われているため、ページ速度は意識しましょう。

キーワード分析ツール

Googleキーワードプランナー(グーグルキーワードプランナー)

Googleキーワードプランナー(グーグルキーワードプランナー)はGoogleが提供しているキーワード分析ツールです。狙いたいキーワードがどのくらい調べられているか、そのキーワードと一緒にどんなものが調べられているかなど調べることが出来ます。

Googleトレンド(グーグルトレンド)

Googleトレンド(グーグルトレンド)はGoogleが提供しているキーワード分析ツールです。各キーワードの検索数の増減をグラフで確認できるため、コンテンツがいつ頃までに必要かなどが分かります。

ラッコキーワード

ラッコキーワードは無料で使えるキーワードリサーチツールで、キーワードごとに一瞬でサジェストキーワードが表示されるためキーワードを広く調べるために便利です。

Ubersuggest(ウーバーサジェスト)

Ubersuggest(ウーバーサジェスト)は、アメリカの有名デジタルマーケターであるニール・パテル氏が、開発・提供しているSEOツールです。無料でもキーワード選定や競合分析に役立つ本格的な機能を備えていて、キーワードの具体的な検索ボリュームや被リンク(外部リンク)を確認できます。また日本語にも対応しているため使いやすいので便利です。

被リンク(外部リンク)分析ツール

Ahrefs(エイチレフス)

Ahrefs(エイチレフス)は、ウクライナとシンガポールに本社をかまえるAhrefs社が開発した、。全世界で60万人が利用しているSEO業界最大級の被リンク(外部リンク)分析ツールです。利用料金は約12,000円/月額と少しコストは掛かりますが、キーワード調査や被リンク(外部リンク)分析に役立つ本格的な機能を兼ね備えています。

「競合サイトの主な流入キーワード」「競合サイトがどんなサイトから被リンク(外部リンク)を貰っているか」などを調べることができるため戦略を立てるのに便利です。

モバイル対策ツール

Mobile-Friendly Test(モバイルフレンドリーテスト)

Mobile-Friendly Test(モバイルフレンドリーテスト)は、対象のスマホサイトが「モバイルフレンドリー」化されているかチェックできるツールです。モバイルフレンドリー化されていないスマホサイトは検索結果で上位表示が難しいと言われているため、このツールでチェックして対応するようにしましょう。

まとめ

ここまで、「SEO対策とは」「SEO対策のメリットデメリット」「SEO対策の過去と現在」「SEO対策のキーワード選定」などSEO基礎について解説してきました。

紹介した内容で、SEOの基礎については掴めたかと思います。

自社の目的と照らし合わせて、SEO対策を実施して頂ければと思います。

株式会社Abentryでは上場企業から中小企業まで様々な業種で得た
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・狙ったキーワードで上位表示できない…
・ユーザーがすぐ離脱してしまう…
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この記事を書いた人

江口 朋宏

株式会社Abentry 代表取締役社長

1997年、大阪生まれ。2018年にWEB制作会社にプログラマーとして入社。メディア制作やLP制作などの開発案件に携わり、ディレクター兼プログラマーに社内転職。企画立案、構成の決定、記事制作のためのライターのアサイン、編集者のマネジメント、サイト設計などの業務に携わり年間10サイト以上リリース。その後、SEOやプログラミングのスキルを活かしフリーランスとして独立。フリーランスでは上場企業から中小企業まで、幅広い業種のWEB集客(SEO・広告運用)およびWEB制作を請負。2020年に株式会社Abentryを創業。

1997年、大阪生まれ。2018年にWEB制作会社にプログラマーとして入社。メディア制作やLP制作などの開発案件に携わり、ディレクター兼プログラマーに社内転職。企画立案、構成の決定、記事制作のためのライターのアサイン、編集者のマネジメント、サイト設計などの業務に携わり年間10サイト以上リリース。その後、SEOやプログラミングのスキルを活かしフリーランスとして独立。フリーランスでは上場企業から中小企業まで、幅広い業種のWEB集客(SEO・広告運用)およびWEB制作を請負。2020年に株式会社Abentryを創業。

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