【プロが解説】ブランドサイトとは?制作目的や参考事例も徹底紹介!

WEBサイトにはさまざまな種類があり、ブランドサイトもその中のひとつです。
自社の商品やサービスのブランディングを検討したことがあれば、耳にしたことがある言葉でしょう。
では、ブランドサイトとは具体的にどのようなものなのでしょうか。
この記事では、ブランドサイトの意味について徹底解説していきます。
制作目的や効果を上げるポイント、参考事例についても紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください!
ブランドサイトの意味
ブランドサイトの構成
ブランドサイトの効果を上げるポイント
ブランドサイトという言葉の意味を具体的に知りたい人
ブランドサイトになんとなく興味がある人
これからブランドサイトを立ち上げたい人
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目次
ブランドサイトとは

ブランド価値認知のためのWEBサイト
ブランドサイトとは、企業などが提供する商品やサービスのブランド価値を認知してもらうためのWEBサイトのことです。
ブランドサイトは、専用のWEBサイトを立ち上げている場合と、コーポレートサイトのコンテンツとして立ち上げている場合があります。
専用のブランドサイト
・https://www.cocacola.jp/
・https://partheno-gy.jp/
・https://www.borraginol.com/
コーポレートサイトのコンテンツとしてのブランドサイト
・https://www.nissan.co.jp/BRAND/
・https://www.morinaga.co.jp/amazake/
・https://cp.glico.com/17ice/
ブランドサイトはブランドイメージに合った質の高いデザインをベースに、動画や最小限の説明でわかりやすく紹介していくのが特徴です。
また、ページ内の余白が大きく取られ、読み飛ばしやすくなっていることも特徴です。
まさにブランド価値を伝えることに特化したWEBサイトだと言えるでしょう。
ブランドサイトの目的
ブランドサイトの目的は、ブランディングの一言に尽きます。
ブランドサイトでは、特定のブランドを掘り下げて紹介できるので、他のWEBサイトと比較して効率よくブランディングができます。
以下のブランディングの流れに沿って構築していくのがブランドサイトの基本であり、だからこそ効率の良いブランディングが可能になります。
- ブランドを認知してもらう
- ブランドの価値・優位性を理解してもらう
- ブランドを信頼してもらう
- ブランドロイヤルティを向上させて購入を促す
ブランディングに苦慮している企業にとって、ブランドサイトはブランド価値を高めるための手段のひとつになるでしょう。
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ブランドサイトの基本構成とは

ブランドサイトはそれぞれの企業の方針によって構成が異なりますが、以下のような構成になっていることが多いです。
・トップページ
・ブランド説明ページ
・ラインナップ紹介ページ
・購入方法ページ
・その他
ここではそれぞれの特徴を解説していくので、ブランドサイトの設計を考える際の参考にしてください。
トップページ
トップページは、ブランドサイト全体を総括するようなページです。
トップページ以外の内容をまとめつつ、各ページに誘導する構成にすることが多いです。
ブランドサイトのレイアウトは全体を通して1列(1カラムレイアウト)で作成されることが多く、トップページのコンテンツも基本的には1列で配置されます。
コンテンツが複数に分岐する場合は、カルーセルパネルなどで表示して見やすさを損なわないようにします。
なお、ブランドのSNSを運営している場合は、合わせて閲覧してもらうためにSNSへの誘導を入れることも多いです。
ブランド説明ページ
ブランド説明ページは、ブランドの歴史やこだわり、独自性などを説明するページです。
文字は最小限にし、できるだけ画像で視覚的に伝えることが多いです。
文字を多く入れる場合、詳細説明のフォントサイズを小さくしてメリハリをつけます。
ブランドムービーを作成している場合、その動画を設置しておくことも有効です。
ラインナップ紹介ページ
ラインナップ紹介ページは、商品やサービスについての説明と、そのラインナップを紹介するページです。
こちらも視覚的に伝えるため、画像をメインに使用して文字は最小限にすることが多いです。
また、より視覚的に伝わりやすくするため、ポジショニングマップで商品を分類することもあります。
商品やサービスの購入につなげるために、購入方法とリンクを合わせて掲載しておくのもポイントです。
購入方法ページ
購入方法ページは、商品やサービスの購入方法を紹介するページです。
購入できる場所や取り扱っている店舗など、購入したい人に向けて最新の情報掲載しておくことが大切です。
ECサイトで販売している場合は、そのサイトの商品詳細ページにリンクさせることで、購入につながる可能性があります。
その他
その商品やブランドのブランディングに役立つページを適宜作成します。
- 購入方法
- 使い方やアレンジ方法
- 豆知識
- キャンペーン
- ブランドムービー・CM
作成するページは、ユーザー目線で必要性を考えることが大切です。
ユーザーはその商品やブランドについて、どのような情報を知りたいでしょうか?
ユーザーはその商品やブランドに対して、どのようなことを期待しているでしょうか?
ユーザーの目線に立てば、必要なページが見えてくるでしょう。
ブランドサイトの作り方とは

企画・デザインに長けた制作会社に外注する
ブランドサイトを作る場合は、企画とデザインに長けた制作会社に外注することをおすすめします。
良いブランドサイトとは、ユーザーにブランドの価値が的確に伝わるサイトです。
そのようなサイトを作っていくためには、ユーザーのニーズを踏まえてブランドの世界観を表現する能力が必要になります。
ブランドの世界観を表現するための、企画とデザインの能力が高い制作会社に外注すると良いでしょう。
これらの能力は、基本的には実績から判断可能です。
株式会社Abentryでは、豊富な実績に裏付けられた経験からお客様に満足いただけるブランドサイトを制作していきます。
相談は無料なのでお気軽にご連絡ください!
ブランドサイトの作成費用
目的 | 相場 | 外注先 | 制作期間 |
デザインや構成、コンテンツにこだわりたい | 10〜100万円 | フリーランス 制作会社(中小規模) | 1〜3ヶ月 |
ブランドサイトからの集客経路を作りたい デザインにこだわってブランディング始めたい | 100~300万円 | 制作会社 (中小規模、大手) | 2〜4ヶ月 |
ブランドサイトをメインに集客したい 本格的なブランディングを行いたい | 300万円以上 | 制作会社(大手) | 4ヶ月〜 |
ブランドサイトの作成費用は、制作目的やサイト規模によって大きく異なります。
単純にブランドサイトを作るだけであれば費用は抑えられますが、デザインにこだわってブランディングする場合や、集客としてSEO対策も含めて行う場合はかなりの費用が必要となります。
ブランドサイトの効果を上げるポイントとは

指名検索を増やす
ブランドサイトの効果を上げるためには、その商品名やブランド名の指名検索を増やす必要があります。
ブランドサイトは特定の商品やブランドを掘り下げて紹介するため、流入する検索キーワードは主に商品名やブランド名となります。
ある程度の指名検索が獲得できるよう、広告などのPR活動によって認知度を高めていきましょう。
逆に指名検索がほとんどない時点でブランドサイトを作るのは、あまりおすすめできません。
SNS運用と組み合わせる
ブランドサイトの効果を上げるためには、TwitterやInstagramなどのSNS運用と組み合わせることが効果的です。
SNSからブランドサイトへの流入導線を作ることで、SNS内から流入するユーザーに向けてもブランドサイトが効果を発揮するようになります。
SNSによって検索流入とは異なるユーザーにも情報を届けることができるため、組み合わせるとより多くのユーザーにリーチすることができます。
SNS運用をビジネスに取り入れることが一般的になっている今、この戦略は多くの商品やブランドで採用されています。
(例)ブランドサイトとSNS運用の組み合わせ
じゃがりこ:ブランドサイト、Twitter
シーブリーズ:ブランドサイト、Instagram、Twitter
ガーナチョコレート:ブランドサイト、Instagram、Twitter
株式会社Abentryでは上場企業から中小企業まで様々な業種で得た
ノウハウをもとにWEB制作を行なっています
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ブランドサイトの参考事例

ブランドサイトは各商品やブランドに合わせて独自に作っていくため、実際の例を見る方がより具体的なイメージを持つことができます。
そこで、最後にブランドサイトの参考事例をご紹介します。
【飲食業界の参考サイト】
・ポッキー | 江崎グリコ
・miino(ミーノ) | カルビー
・CHILL OUT | Endian
・よなよなエール | ヤッホーブルーイング
【美容業界の参考サイト】
・雪肌精 | コーセー
・ドモホルンリンクル | 再春館製薬所
・アウスレーゼ | 資生堂
特徴の幅を持たせて紹介しているので、ブランドサイトの作成を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
飲食業界の参考サイト
ポッキー | 江崎グリコ

ポッキーのブランドサイトは、各ページの要素が1つずつのまとまりで区切られており、ブランドサイトとしては特徴的でシンプルなレイアウトになっています。
全体を通してアニメーションが非常に少ないことも、シンプルな印象を際立てています。
また、文字に見える部分は大部分が画像で構成されており、文字の大きさも最小限なので、PCとスマホでほとんど一緒の見せ方をしています。
なお、江崎グリコの他のブランドサイトは、www.glico.comのサブドメインで運用されていますが、ポッキーだけは別のドメインで運用されていることが戦略上を伺わせます。
miino(ミーノ) | カルビー
miino(ミーノ)のブランドサイトは、1ページのみでまとめられた視認性とデザイン性の高いサイトです。
素材の「豆」を全面に感じさせるデザインで、文章を読まずともブランドの世界観を感じることができます。
カルビーのブランドサイトはどれもワクワクするようなデザインの高さが印象的です。
視覚的にブランドのことをわかりやすく伝えられており、ブランドサイトのお手本とも言えるでしょう。
CHILL OUT | Endian
CHILL OUTのブランドサイトは、デザイン性の高さが特徴のサイトです。
コンテンツをシンプルにまとめることでデザインがさらに際立っており、ブランドのクリエイティブなイメージを視覚的に印象付けています。
3Dを利用しているためか表示速度が遅いことが難点ですが、ひときわ異彩を放っているブランドサイトです。
よなよなエール | ヤッホーブルーイング
よなよなエールのブランドサイトは、枠固定でスクロールするデザインが特徴のサイトです。
パッケージに使用されている枠がそのまま採用されており、ブランドの世界観を印象付けています。
また、スクロールした際のアニメーションにも工夫が凝らされており、自然とコンテンツに惹き込まれます。
デザインとコンテンツを巧みに調和させたブランドサイトです。
美容業界の参考サイト
雪肌精 | コーセー

雪肌精のブランドサイトは、ECサイトを兼ねた非常に大規模なサイトです。
膨大なページと情報量をまとめたサイト設計は見事で、ついサイト内を回遊してしまいます。
また、購入導線も豊富なため、サイト内の回遊から購入までをスムーズに行うことができます。
ブランドサイトとしても、ECサイトとしても、非常に参考になる好例でしょう。
ドモホルンリンクル | 再春館製薬所
ドモホルンリンクルのブランドサイトは、中高年ターゲットの商品ということもあり、全体的に効果・効能や信頼を感じられるようなサイトです。
ブランドの世界観が合う商品やブランドにとっては、非常に参考になるサイトでしょう。
また、問い合わせにつなげるためのコンバージョン設計もよく練られています。
ブランドサイトから直接コンバージョンに結びつけたい方にとっても、非常に参考になるでしょう。
アウスレーゼ | 資生堂
ブランドサイトを持っているのは、大企業のブランドや今勢いがあるブランドがほとんどであり、現在主流の技術やレイアウト、デザインを基に作られたサイトがほとんどです。
アウスレーゼのブランドサイトは、このような環境の中で昔の状況が垣間見える珍しいサイトです。
美しいとは言いにくい部分もありますが、今となっては珍しいサイトだからこそ気づきになる点もあります。
ブランドサイトの古典とでも呼ぶべきサイトでしょう。
まとめ
この記事ではブランドサイトの意味について解説してきました。
・ブランドサイトとは
・ブランドサイトの基本構成とは
・ブランドサイトの作り方とは
・ブランドサイトの効果を上げるポイントとは
・ブランドサイトの参考事例
ブランドサイトでは、特定のブランドを掘り下げて紹介できるので、他のWEBサイトと比較して効率よくブランディングができます。
この記事でブランドサイトについて理解して、ぜひ自社への導入を検討してみてください!