【初心者でもわかる】コーポレートサイトとは?制作のプロが徹底解説!

コーポレートサイトとは、自社の情報を集約したWEBサイトのことを指します。
多くの人に自社の情報を伝える大切な役割を担う一方で、その意味を曖昧にしていると効果を十分に発揮することができません。
この記事ではコーポレートサイトの意味について具体的に解説していきます。
役割や目的、作成する上で知っておくべきポイントまでご紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください!
コーポレートサイトの意味
コーポレートサイトの目的
コーポレートサイトの構成
コーポレートサイトの意味を具体的に知りたい人
これからコーポレートサイトを作りたい人
- ランディングページ(LP)はファーストビューが命!成果につなげるポイントと参考例を解説!
- 【プロが解説】ブランドサイトとは?制作目的や参考事例も徹底紹介!
- コーポレートサイトのリニューアルを成功させるポイントとは?制作のプロが徹底解説!
目次
コーポレートサイトとは

コーポレートサイトは自社情報を集約したWEBサイト
コーポレートサイトとは、自社の情報を集約したWEBサイトです。
会社の自己紹介を行う場だと思っておくと分かりやすいでしょう。
コーポレートサイトでは、会社の概要やサービス紹介はもちろんのこと、採用情報や最新情報まで、会社のあらゆることを発信していきます。
『インターネット上の会社の顔』になるので、情報の内容やデザインなどが会社の印象を左右します。
例えば、B to Bの会社の場合、青系の色を基調としたデザインで、スーツ姿の社員が登場するなど、信頼できる印象を与えるようなコーポレートサイトが多いです。
B to Cの会社の場合、業界や自社のイメージに合わせたコーポレートサイトが多いです。
コーポレートサイトが必要な理由
コーポレートサイトが必要な理由は、会社の全体像を知るきっかけになるためです。
どれだけ有名な会社であったとしても、その全体像を把握している人はほとんどいません。
コーポレートサイトがあることで、初めて会社の全体像を伝えることができるのです。
コーポレートサイトで会社の全体像を伝えることは、企業活動でさまざまな可能性を広げる土台となります。
オウンドメディアと組み合わせて案件を受注したり、採用サイトと組み合わせて応募者が増えたり、さまざまな機会を得るための足掛かりになるでしょう。
コーポレートサイトの目的

顧客にサービスや商品を伝える
コーポレートサイトの代表的な目的は、顧客に商品やサービスを伝えることです。
商品やサービスの詳細ページを作成して、それらの詳細を顧客に伝えます。
他の媒体で説明するのとは違い、コーポレートサイトでは商品やサービス単体についてしっかりと説明できます。
つまり、作った経緯や制作者の思い、どのような特徴があるかなど、その魅力をふんだんに伝えることができるわけです。
なお、最近はこの役割をSNSが担う場合もあります。
企業の公式アカウントを作り、そこで商品やサービスを伝えることでも同じ役割を果たすことができます。
求職者や企業に自社の魅力を伝える
求職者や企業に自社の魅力を伝えることも、コーポレートサイトの重要な役割です。
求職者がその会社に応募する判断材料がなければ、自社に合った人材からの応募はきません。
また、企業同士でビジネスの機会を得ようとしても、相手企業に自社の魅力が伝わらなければ商談につながりません。
コーポレートサイトで自社の魅力を伝えることは、採用やビジネスのチャンス拡大になるのです。
株主や投資家に企業価値を伝える
特に上場企業の場合は、株主や投資家に企業価値を伝えることが必要になります。
この目的を果たすためにコーポレートサイトが役立ちます。
商品やサービス、会社の概要はもちろんのこと、IR情報ページを作成して『有価証券報告書』『決算短信』などによって企業価値を伝えていきます。
コーポレートサイトの構成

コーポレートサイトの意味について理解が深まったところで、構成について見ていきましょう。
コーポレートサイトは主に以下のような項目で構成されています。
・企業情報
・商品・サービス情報
・ニュース・お知らせ
・問い合わせ関連
・個人情報保護方針
・採用関連
・IR情報
それぞれ詳しく解説していきます。
企業情報
会社概要
会社概要は自社の概要をわかりやすく伝える項目です。
掲載すべき項目は以下の通りです。
会社名 | 会社名を正確に記載 |
設立 | 会社の設立年月日を記載 |
代表者名 | 代表者の氏名を記載 |
所在地 | 会社の所在地を郵便番号込みで記載 マップを表示しておくとなお良い |
資本金 | 資本金の金額を記載 |
事業内容 | 定款等に記載されている事業内容を記載 |
主要取引先 | 主要な取引先企業名を記載 |
取引銀行 | 取引先の銀行名を記載 |
電話番号 | 電話番号を記載 (携帯電話は基本的にNG) |
従業員数 | 従業員数を記載 (アルバイト含む) |
各種許可や登録 | 古物商等の登録番号などがあれば記載 |
記載できない項目がある場合は、無理に記載する必要はありませんが、可能な限り埋めておく方が良いです。
経営理念・経営方針・行動指針
経営理念・経営方針・行動指針は、自社の在り方をわかりやすく伝える項目です。

一般的にはこのような定義になっていることが多いですが、企業ごとに解釈が異なるため表現もさまざまです。
いずれにせよ、このようなピラミッド構造で説明できるものが、自社の在り方を端的に表現していると言えるでしょう。
代表メッセージ
代表メッセージは文字通り会社の代表者の言葉を掲載する項目です。
企業の顔である自社の代表者の言葉で自社の仕事や雰囲気について語ることで、より具体的なイメージを伝えることができます。
安心感も同時に与えられるため、採用活動やブランディングにも効果的です。
商品・サービス情報
商品・サービスの説明
コーポレートサイトは他の媒体とは違って、それぞれの商品・サービスについて十分な説明を行うスペースを確保できるため、作った経緯や制作者の思い、どのような特徴があるかなど、その魅力をふんだんに伝えることができます。
また、B to Cの商品であれば、オンラインストアへのリンクを掲載して購入を促すことも可能です。
実績・お客様の声
今まで手がけた案件や実際のユーザーの感想を紹介する項目です。
実績・お客様の声は、自社の能力を裏付ける客観的な評価となります。
購入や依頼を検討している方にとって、決め手のひとつとなる重要な情報です。
ニュース・お知らせ
自社に関連するニュース・お知らせを発信する項目です。
例えば、メディア掲載や新商品の発売、本社の移転など、自社のステークホルダーに伝えておくべき出来事を発信していきます。
定期的に更新しておくことは、企業活動が問題なく行われていることのアピールにもなります。
問い合わせ関連
お問い合わせフォーム
お問い合わせフォームは、顧客や企業からの問い合わせを受けるための項目です。
お問い合わせフォームは電話よりもハードルが低いため、さまざまな連絡が舞い込んできます。
スパムメールや不要な営業メールなどもありますが、企業活動を広げるチャンスになる連絡もきます。
また、商品やサービスの不具合などネガティブな連絡がくる場合もありますが、これは自社の信頼を落とさないために重要な情報です。すぐに対応して品質向上に努めましょう。
企業活動を広げたり、信頼を維持したりするために、ぜひお問い合わせフォームは活用していきましょう。
よくある質問(FAQ)
よくある質問(FAQ)は、想定される質問とその回答が簡潔に記載された項目です。
疑問点に対して顧客が自ら調べることができるため、問い合わせ件数の削減につながります。顧客対応に人員を割いている場合、カットにもつながるでしょう。
さらに、過去の膨大な対応履歴を呼び出せるFAQシステムを導入することで、対応品質を向上させることもできます。
個人情報保護方針
個人情報保護方針はプライバシーポリシーとも呼ばれ、個人情報をどのように保護するかについて表明する項目です。
お問い合わせフォームや資料請求フォームなど、コーポレートサイトにはユーザーの個人情報を求める項目があります。
住所や氏名、メールアドレスなどの個人情報の保護方法を明記して、ユーザーが安心して入力できるようにしましょう。
なお、個人情報の入力を求める場合、事前に個人情報保護方針に同意するような設計にしておきましょう。
採用関連
採用情報
求職者に向けて人材の募集状況を発信する項目です。
掲載すべき項目は以下の通りです。
募集種別 | 新卒または中途を記載 |
募集職種 | 募集している職種を記載 |
給与 | 基本給や賞与、昇給、手当などを記載 |
休日休暇 | 年間休日や土日休みなどの情報を記載 |
福利厚生 | 社会保険などの福利厚生を記載 |
勤務地 | 配属される可能性のある勤務地を記載 |
勤務時間 | 勤務時間を記載 |
教育制度 | 研修などの教育制度を記載 |
社員紹介
社員を紹介することで自社を間接的に求職者にPRする項目です。
社員の仕事の進め方やスケジュールなどはもちろんのこと、その人の考え方や価値観に触れることで社内の雰囲気を感じ取ることができます。
近年はワークライフバランスや副業などを重視する求職者が増えています。
仕事のみならず、入社した後の生活の充実度まで感じられる内容にすると良いでしょう。
なお、『採用メッセージ』を通して、人材に対する自社の考え方を掲載するのも効果的です。
IR情報
IR情報は、株主や投資家向けに自社の経済的情報を伝えるための項目です。
上場企業の場合、必ず掲載しなければならないので注意しましょう。
有価証券報告書
上場企業などが開示する、企業や事業の状況、財務諸表などをまとめた企業情報の資料です。
上場企業は、投資家やステークホルダーに向けて、企業の状況を開示しなければなりません。特に財務諸表は、公認会計士または監査法人よるチェックが義務づけられています。
決算短信
企業の決算発表の内容をまとめた資料のことです。
投資判断の材料となる有価証券報告書は、決算の3カ月以上後にしか発表されません。
決算結果などをなるべく早く投資家へ知らせるために、証券取引所が各上場企業に対して作成を要請し、各企業が決算短信を作成しています。
コーポレートサイトの作り方

コーポレートサイトは外注がおすすめ
コーポレートサイトを作りたい場合は、基本的には外注で作ることをおすすめします。
『インターネット上の会社の顔』になるコーポレートサイトをプロに依頼することで、集客やブランディングなど、目的達成につながるコーポレートサイトを作ることができるからです。
コーポレートサイトの外注は、ぜひ株式会社Abentryにご相談ください!
株式会社Abentryは豊富な実績に裏付けられた経験から、それぞれのお客様の状況に合ったコーポレートサイトを制作していきます。
また、SEO対策を得意としており、目的にコミットできるコーポレートサイトをご提案させていただきます。
株式会社Abentryでは上場企業から中小企業まで様々な業種で得た
ノウハウをもとにWEB制作を行なっています
・自社のホームページを立ち上げたい…
・今のサイトを本格的にリニューアルしたい…
・実績のある制作会社に依頼したい…
専門の担当者が貴社のWEBサイトを改善します!
まずはお気軽にご連絡ください(問い合わせ無料)
なお、予算が限られている場合や名刺代わり程度のコーポレートサイトで問題ない場合は、ホームページ作成サービスで作ると良いでしょう。
ホームページ作成サービスについてもっと詳細に知りたい方は『【ノーコードでWEBサイト作成】ホームページ作成サービスおすすめ10選』を参考にしてください。
コーポレートサイトの作成費用
目的 | 相場 | 外注先 | 制作期間 |
名刺代わりとしてとにかく安く作りたい | 無料〜10万円 | なし フリーランス | 1週間〜1ヶ月 |
デザインや構成、コンテンツにこだわりたい | 10〜100万円 | フリーランス 制作会社(中小規模) | 1〜3ヶ月 |
コーポレートサイトからの集客経路を作りたい デザインにこだわってブランディング始めたい | 100~300万円 | 制作会社 (中小規模、大手) | 2〜4ヶ月 |
コーポレートサイトをメインに集客したい 本格的なブランディングを行いたい | 300万円以上 | 制作会社(大手) | 4ヶ月〜 |
コーポレートサイトの作成費用は、目的によって大きく異なります。
名刺代わりとしてとにかく安く作りたい場合、ホームページ作成サービスなどで自作するか安く受注してくれるフリーランスを探すことになります。
デザインや構成、コンテンツにこだわりたい場合、どこにどれだけこだわるかによって相場が変わります。
集客やブランディングを目的とする場合、相場は100万円以上になってきます。
コーポレートサイトの参考事例

最後にコーポレートサイトの参考例をご紹介します。
・株式会社GO
・ライオン株式会社
・株式会社テックファクトリー
特徴の違うコーポレートサイトを選んでいるので、より理解を深める足掛かりにしていただけると幸いです。
株式会社GO

株式会社GOのコーポレートサイトは、同社が大切にしているクリエイティビティが体現されたデザイン性の高いWEBサイトです。
コーポレートサイトは『インターネット上の会社の顔』として、情報の内容やデザインなどが会社の印象を左右します。
株式会社GOはメインの事業として『クリエイティブパートナー事業』を掲げているほど、クリエイティブに特化した企業です。
コーポレートサイトはそのイメージを踏襲する形で、随所に工夫が凝らされています。
ライオン株式会社
ライオン株式会社のコーポレートサイトは、デザイン性が程よく非常にわかりやすいWEBサイトです。
コーポレートサイトが自社の情報を集約したWEBサイトである以上、的確に情報が伝わらなければ意味がありません。
このコーポレートサイトはシンプルな見た目で、強調したい情報が目につきやすいです。
また、レイアウトやデザインの細かいところが工夫されており、コンテンツを見ていて飽きがきません。
コーポレートサイトの手本として、非常に参考になるWEBサイトでしょう。
株式会社テックファクトリー
株式会社テックファクトリーのコーポレートサイトは、WordPressの有料テーマ『Diver』を使っています。
WordPresの有料テーマは企業のオウンドメディアや個人ブログ向きのテーマが多いですが、サービス紹介に絞って機能を使うことで有効にテーマを使っています。
事例として多くはありませんが、このようにWordPressの有料テーマを使って開発することも可能です。
まとめ
この記事ではコーポレートサイトの意味について解説してきました。
・コーポレートサイトとは
・コーポレートサイトの目的
・コーポレートサイトの構成
・コーポレートサイトの作り方
・コーポレートサイトの参考事例
コーポレートサイトは自社の情報を集約したWEBサイトで、企業活動でさまざまな可能性を広げる土台となります。
ぜひこの記事でコーポレートサイトについて理解した上で、自社への導入を検討してみてください!
株式会社Abentryでは上場企業から中小企業まで様々な業種で得た
ノウハウをもとにWEB制作を行なっています
・自社のホームページを立ち上げたい…
・今のサイトを本格的にリニューアルしたい…
・実績のある制作会社に依頼したい…
専門の担当者が貴社のWEBサイトを改善します!
まずはお気軽にご連絡ください(問い合わせ無料)
コーポレートサイトのリニューアルについて詳細を知りたい方は『コーポレートサイトのリニューアルを成功させるポイントとは?制作のプロが徹底解説!』を参考にしてください。